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統計不安の測定尺度開発と実態解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K02765
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09080:科学教育関連
研究機関国士舘大学

研究代表者

清水 優菜  国士舘大学, 文学部, 講師 (40910237)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード統計不安
研究開始時の研究の概要

本研究は、我が国の中学生・高校生・大学生において、①統計不安の質問紙尺度を開発すること、②統計不安の基礎的な統計情報を解明すること、③統計不安と先行要因、後続事象との関連プロセスを解明することを目的とするものである。統計リテラシーと統計学習の主たる規定要因でありながら、我が国おいて統計不安に着目した研究は存在しないため、本研究は学術的ならびに教育的観点の両方において必要不可欠である。本研究が我が国における統計不安の実態を解明することで、統計教育を計画・実施・改善する上で、学校・教師・学習者が留意すべき方向性を具体的に提示できる。今後の我が国における統計不安研究の指針となる基礎的知見を提示する。

研究実績の概要

Society5.0という新時代に向けて、統計リテラシーの主たる規定要因を考慮した統計教育を計画・実施・改善し、教育効果を最大化することが必要不可欠である。欧米の研究から、統計不安が統計リテラシーと統計学習の主たる規定要因であることが示されてきた。しかし、我が国において、統計不安を取り上げた研究はなく、その実態は定かではない。さらに、統計不安には人種差や文化差が存在するため、先行研究の知見が、我が国においてどの程度適用可能か定かではない。そこで、本研究では、我が国の中学生・高校生・大学生を対象として、①統計不安の質問紙尺度、②統計不安の基礎的な統計情報、③統計不安と先行要因、後続事象との関連プロセスを包括的に検証する。本研究により、我が国における統計不安の実態が解明することで、統計リテラシーをより一層育成できる統計教育が実現すること、ならびに我が国における統計不安研究が萌芽することが期待できる。
当該年度までの研究により、次の2点を達成できた。第一に、統計不安尺度の原案およびその妥当性検証に必要な項目群からなる質問項目原案をおおよそ完成できた。今年度の調査研究では、この調査項目について質問紙ないしWEB調査を実施する予定である。第二に、統計不安研究、ひいては数学に関する情意研究において、社会経済的地位に着目した検討を行うことで、いわゆる「教育格差」に迫りうることができ、この検討が邦外の数学教育学研究ならびに教育心理学研究の関心になりつつあることを解明できた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

質問項目の作成に想定よりも時間がかかてしまったため、想定していた質問紙ないしWEB調査の実施が遅れている。今後は、調査の実施時期ならびに方法を見直しつつ、研究に取り組む。

今後の研究の推進方策

質問紙ないしWEB調査の実施が遅れていることを鑑み、その実施方法を再考する。具体的には、質問紙調査とWEBモニターを利用したWEB調査も積極的に活用する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] nstructional strategies as a moderator between self-regulated learning and academic achievement2023

    • 著者名/発表者名
      Yuichiro Sato , Yuno Shimizu , Takashi Fukutomi
    • 学会等名
      EARLI 2023
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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