研究課題
基盤研究(C)
研究代表者は世界天文年2009を契機として、小学生から高専生までの年齢層を中心とする「未来のガリレオ」の育成活動を行っている。本取組では、①食連星の測光観測と光度曲線解析により物理量を算出する高専生に対する天文教育、②天体観測会を通した地域小中学生に対する教育や保護者に対する啓蒙活動を推進する。食連星は恒星を理解するための情報源として非常に重要である。本研究では測光観測データに天文学の理論的知見および経験的知見を加えて、連星系理論に基づく光度曲線合成法により、対象食連星の温度、半径、質量、軌道傾斜角などの物理量の絶対値を引き出すことで、測光観測データの有効活用を図る。