研究課題
基盤研究(C)
河川の事象を捉える基本単位に流域があるが、流域という概念自体が一般には浸透しているとは言い難い。地域の水循環や、治水、利水、環境に関する課題への理解を促すためには、流域の見方や見せ方の方法論の検討が必要とされる。本研究では流域思考の向上を目的に、その鍵となる流域の地形と流況に着目し、官学共創によって捉え方と視覚化を検討した教育ツールの開発を行う。自然の災いと恵みを題材に、河川管理者・研究者と教育関係者により現地調査やワークショップを行い、そこから生まれた教育ツールのモデルを示すとともに、教育ツールの開発作業を支援する共創の仕組みについて提案する。