研究課題
基盤研究(C)
先行研究を発展させる形で,地域の学校と大学が協働で取り組む「菜の花しらべ」の実現に向けた課題を解決する。アブラナ類の自然群落を対象に,遺伝的および形態レベルでの多様性を明らかにする。試験的な野外調査と試料の収集に子どもたちも参画することによって,子どもたちの関心と探究意欲を喚起する調査項目と適切な手法を検証し,地域の学校や子どもたち(野外調査の担い手)と大学(DNAによる種の鑑別)との連携体制を確認する。身近な植物を題材として,子どもたちが主体となる生き物調べの新たなテーマを開拓し,アブラナ類に教材としての新たな価値を付加することを目指す。