研究課題/領域番号 |
23K02871
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 東京女子大学 |
研究代表者 |
平林 秀美 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (90261718)
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研究分担者 |
風間 みどり 小田原短期大学, 保育学科, 准教授 (40780812)
唐澤 真弓 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (60255940)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 感情制御 / 生理的指標 / 実行機能 / 気質 / 遺伝的多型 / 養育態度 / 社会的スキル / 子ども |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,幼児期の感情制御とその関連要因(子ども個人の要因,環境要因,遺伝的要因)を明らかにし,それらが数年後の児童期の感情制御の発達(感情制御およびその方略)とどのように関連しているのかを検討することである。幼児期の感情制御が児童期の社会的適応とどのように関連するのかを検討する。 研究1では幼児期の感情制御場面での表情や行動の観察と生理的指標を測定すると共に,感情制御の関連要因として子どもの気質や認知発達,養育者の養育態度,子どもの遺伝的多型などを測定する。研究2では児童期の感情制御方略および社会的適応(社会的スキル,問題行動)を測定し,その子どもの幼児期の感情制御との関連を検討する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,(1)幼児期の感情制御とそれに関連する要因(子ども個人の要因,環境要因,遺伝的要因)を明らかにし, (2)それらが数年後の児童期の感情制御の発達(感情制御の程度およびその方略)とどのように関連しているのかを検討し,(3)幼児期の感情制御が児童期の社会的適応とどのように関連するのかを検討することである。 幼児期と児童期の2時点での縦断研究を実施する計画であり,研究1(Time1)では幼児期の感情制御場面での子どもの表情や行動の観察とコルチゾール分泌変化量および心拍数の生理的指標を測定すると共に,感情制御の関連要因として子どもの気質や認知発達・養育者の養育態度・子どもの遺伝的多型等を測定する。 本年度は子どもの感情制御に関する先行研究のレビューを行い,子どもの感情の発達について幼児期・児童期の各時期の特徴と感情制御に関連する要因を整理した。本年度はまた,研究1の実験準備を行なった。研究1の実験準備では,子どもの年齢に則した認知発達(実行機能)を測定する課題の導入を検討し,サイモンセッズ,子ども用アイオワギャンブリング課題を加えることにした。また,身体の動きの多い子どもの心拍数の測定法を検討し,スマートウォッチを使用した測定の準備を進めた。 今後は研究代表者の研究機関にて研究倫理審査を申請し,研究実施の許可を得ることができ次第,研究1の予備実験を実施する。研究1の予備実験の結果より実験の手続きや心拍数の測定法に問題がないかどうかを確認し,必要に応じて研究手続きの修正を行う予定である。修正が完了次第,研究1の本実験を実施し,幼児期のデータ収集を進める予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究1の実験準備に手間取り,本年度秋の研究倫理審査へ申請することが間に合わなかったために,予備実験ならびに本実験を本年度から開始することができなかった。次の機会(次年度春)の研究倫理審査へ申請し,許可を得てからデータ収集を開始する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
次の機会(次年度春)の研究倫理審査へ申請し,許可を得ることができ次第,予備実験を開始する。実験の準備を速やかに進めるために,週に1回半日程度の研究補助者を雇用して,データ収集の早期開始を目指す。
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