研究課題/領域番号 |
23K02873
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
村上 太郎 常葉大学, 保育学部, 准教授 (20762074)
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研究分担者 |
鹿子木 康弘 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (30742217)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 発達 / 乳幼児 / 自己呈示行動 / 公的自己意識 / 自己鏡像認知 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、「見られている自分についての意識」である公的自己意識に着目し、公的自己意識の発達的起源を行動実験によって解明する。具体的には、18ヶ月~36ヶ月の子どもを対象に、カメラで撮影する状況を実験場面とし、①カメラを向けられた時にポーズを取るようになるのは何ヶ月頃になるのか、②ポーズ行動の産出バリエーションは加齢に伴い変化するか、③「見られている自分についての意識」と「鏡に映った自分を自分と認識する認知能力」との発達的連関を縦断調査によって検討する。
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研究実績の概要 |
本研究は、「見られている自分についての意識」である公的自己意識に着目し、公的自己意識の発達的起源を行動実験によって解明する。具体的には、18ヶ月~36ヶ月の子どもを対象に、カメラで撮影する状況を実験場面とし、①カメラを向けられた時にポーズを取るようになるのは何ヶ月頃になるのか、②ポーズ行動の産出バリエーションは加齢に伴い変化するか、③「見られている自分についての意識」と「鏡に映った自分を自分と認識する認知能力」との発達的連関を縦断調査によって検討する。このような検討は、従来成人を対象としてきた公的自己意識研究に、乳幼児を対象とする実験パラダイムを持ち込むとともに、その発達的起源について新たな展望を提供し、これまで独立したトピックとして扱われてきた公的自己意識と自己鏡映像認知に関する議論を関連させることで、自己認知の発達過程を考える上で不可欠かつ新たな知見を提示するものである。 初年度となる本年度は、上述の目的①②を遂行中である。具体的には、18ヶ月~36ヶ月の子どもを対象に、ポーズ課題(子どもにカメラを向けて写真を撮る場面を設定する)と自己鏡像認知課題のテストバッテリーを組み、横断調査を実施する。この調査により、ポーズ産出がみられる時期を特定する。 現時点ではまだデータ取得中であるため、分析および考察がまとまり次第、研究成果として報告する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
現在、データ取得が進行中であるが、協力園との都合により、十分なデータが集まっていない状況である。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、研究の目的①カメラを向けられた時にポーズを取るようになるのは何ヶ月頃になるのか、②ポーズ行動の産出バリエーションは加齢に伴い変化するかに関するデータを引き続き収集するとともに、③「見られている自分についての意識」と「鏡に映った自分を自分と認識する認知能力」との発達的連関を縦断調査によって明らかにする計画に着手することとする。
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