研究課題/領域番号 |
23K02878
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | ノートルダム清心女子大学 |
研究代表者 |
湯澤 美紀 ノートルダム清心女子大学, 人間生活学部, 教授 (80335637)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2027年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | わらべうた / 保育学 / 発達心理学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、大きく二つの内容から構成される。一つは、わらべうた遊びが子どもの認知・非認知領域の発達に及ぼす影響を検証する基礎研究である(研究1)。もう一つは、わらべうた遊びを日常の保育場面に取り入れ、そこでの子どもと保育者の関わりをエピソード記述により記録し、わらべうた遊びを通した子どもの育ちの姿とともに保育者の専門性の向上を質的に検証する実践研究である(研究2)。これらの成果公表ならびにわらべうた遊びの紹介をweb上で行い、保育・療育場面でのわらべうた遊びの活用を促すことで、子どもが遊びを通して健やかに育つ環境づくりに貢献する。
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研究実績の概要 |
本研究は、大きく二つの内容から構成される。一つは、わらべうた遊びが子どもの認知・非認知領域の発達に及ぼす影響を検証する基礎研究である(研究1)。もう一つは、わらべうた遊びを日常の保育場面に取り入れ、そこでの子どもと保育者の関わりをエピソード記述により記録し、わらべうた遊びを通した子どもの育ちの姿とともに保育者の専門性の向上を質的に検証する実践研究である(研究2)。 2023年度は、研究1の一部として(研究1-1)、療育施設において、わらべうた遊びの効果検証を行うことを目的とした。それに向けて、まずA大学にて障がい児を対象としたわらべうたを取り入れたプログラムを2回実施した。具体的には2項関係を促すわらべうた及び3項関係をうながすわらべうたを取り入れ、30分程度実施した。多様な特性を有する子どもたちであったが、多くの子どもたちが高い関心を示し、持続的に遊びに加わった。それらの資料をもとに、研究1-1で実施するプログラムの立案を行った。次に、仮説生成を行う上で、わらべうたに関する論文執筆を行い、投稿を行った。最後に、日本発達心理学会にて研究発表(タイトル「発達支援の場におけるわらべうたの効果:社会的困難さに着目して」)ならびにラウンドテーブル(タイトル「多様な子どもたち一人ひとりの育ちを支える関わり遊び:わらべうたを中心に」)を実施し、近接領域(福祉心理学・赤ちゃん学・身体心理学)の研究者たちと意見交換を行い、研究資料を得た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年度は、研究1の一部として(研究1-1)、療育施設おいてわらべうた遊びの効果検証を行うことを計画していた。プログラム開発ならびに仮説生成のための論文執筆を行った。受け入れ事業所との打ち合わせは終了したが、実施時期の調整の関係から次年度実施となった。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、研究1-1の実施を行う予定である。また、研究1-2として同様のプログラムを保育施設で実施することを計画している。
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