研究課題/領域番号 |
23K02882
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 独立行政法人大学改革支援・学位授与機構 |
研究代表者 |
市村 賢士郎 独立行政法人大学改革支援・学位授与機構, 研究開発部, 准教授 (50824926)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | マインドリーディング / 物語への没入 / ロールプレイ / 演劇 / VR / 将棋 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではマインドリーディングへの教育的介入方法について検討する。先行研究では,物語への没入体験やロールプレイ体験がマインドリーディングの高さと関連することが示されている。しかし,物語の没入の程度が直接操作されていない,ロールプレイの長期的な効果が検証されていないなどの課題がある。これらの課題を解決するために,本研究ではVRを用いて物語への没入の程度を直接操作する影響と,様々な活動歴を持つ人がいる将棋に着目したロールプレイの長期的な効果を検証する。これにより,舞台芸術や伝統文化の学習で取り上げられる演劇と将棋が,マインドリーディングを向上にも役立つという新たな教育的価値を実証する。
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研究実績の概要 |
2023年度は演劇体験への没入の程度の操作がマインドリーディングに及ぼす影響を検討するための実験準備を行った。具体的には,関連研究のサーベイ,実験計画の立案,劇団の協力の下での演劇映像の撮影,実験刺激の作成等を行った。これにより,2024年度中の実験実施と研究成果の創出が見込まれる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
演劇映像の撮影や動画編集に時間を要し,研究実施計画からは若干の遅れがみられるものの,2024年度の早い段階で実験の実施が見込まれるため,「おおむね順調進展している」と評価した。
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今後の研究の推進方策 |
これまでに実験の準備がおおむね整ったため,2024年度内に実験の実施を行う予定である。また,実験で用いる映像から感情を推測する課題やマインドリーディングモチベーションの測定尺度についても開発を進めており,その成果についても論文化が見込まれる。 2025年度からは,将棋の熟達の程度とマインドリーディングとの関連性を検討する実験を実施する予定であり,現在は文献調査等を進めている。
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