研究課題
基盤研究(C)
本研究では小学校教育において,学習者間の対話を促進する実践開発を行う。対話において不可避といえる批判的な相互検証を生産的なものとして展開するため,傾聴を中心としたカウンセラーの援助技法を応用した介入方法を開発する。傾聴を通じて対話の当事者が互いの立場を言語化し,それらを尊重することで感情的信頼を醸成することを目指す。また本プログラムにより養成が期待される,困難な対話を組織できる特性を「カウンセラー型リーダーシップ」とし,個々の学習者の学習成果との関係も検証する。