研究課題/領域番号 |
23K02894
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
松本 博雄 香川大学, 教育学部, 教授 (20352883)
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研究分担者 |
松井 剛太 香川大学, 教育学部, 准教授 (50432703)
岡田 涼 香川大学, 教育学部, 准教授 (70581817)
常田 美穂 香川大学, 学生支援センター, 非常勤教員 (80711499)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | リテラシー / 書き言葉 / コミュニケーション / 就学前教育 / 保育 / 初等教育 / 幼小連携 / アクションリサーチ |
研究開始時の研究の概要 |
学童期の発達的基盤としてどのような幼児期の経験が考えられるか、それはいかなる質の就学前教育実践によって支えられているかを明らかにすることをねらいに、文字やコミュニケーションの習得に関わる発達データを、4歳児から2年生までの追跡調査によって収集する。具体的には文字による書き表現の変化に焦点をあて、幼児期から学童期前期のリテラシー発達の過程と個人差を捉えるための適切な指標と調査方法を明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究のねらいは、学童期の発達的基盤としての幼児期の経験と、それを支える就学前教育実践の質を明らかにすることである。このねらいをふまえた本研究の第一の目的は、幼児期から学童期前期にかけてのリテラシー発達に関するデータを、対象児から直接資料を収集する形式の縦断調査として実施する新たな方法の開発であった。このことをふまえ、本年度は研究初年次として、昨年度までに実施してきた試行調査における収集資料を分析・共有し、小学生対象の調査において必要な測定指標と手続きの検討を行った。あわせて縦断データ収集の初年次として、幼稚園2園の4、5歳児を対象に、文字による書き表現に関するデータと、子どもが選んだ遊びにおけるコミュニケーションと書き言葉に関わるエピソードを、これまで取り組んできた子どもと研究補助者間の手紙交換を主とする、アクションリサーチ形式での調査により収集した。 あわせて本年度は、国内外の実践者や研究者を交え、研究成果の共有・共同検討をする機会を積極的に設定した。特に国内では、日本保育学会第76回大会自主シンポジウム『幼-小移行期の書き言葉と保育―子どもは何のために書くか、どのように支えるか―』にて、学童期の書き言葉の発達に関わる話題提供等との結びつきをふまえつつ議論を進めた。また国外ではUnited Kingdom Literacy Association 58th International Conferenceにて、子どもの“声”(Children's voices)の表現手段としての言葉を参加型の研究デザインから捉えるという視点から、シンポジウム'Participatory Approaches in Literacy Research."にて話題提供し、今後の本調査に向けて効果的なやりとりをもつことができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究初年次として、1)学会等の場でのこれまでの研究成果の共有、2)1)をふまえての小学校での調査準備、3)幼稚園でのデータ収集、の3点を進めることができた。概ね計画に沿って進展している。
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今後の研究の推進方策 |
2年次の研究計画に沿って、小学校での調査に着手するとともに、幼稚園での調査についても継続する。また研究成果について、国際学会(23rd European Conference on Literacy and 7th Panhellenic Literacy Conferenceほか)で発表するとともに、国内向けには専門書籍を刊行し、国内外の研究者・実践者との共有・対話を試みる。
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