研究課題
基盤研究(C)
本研究は、語の意味とその適用範囲の理解の発達について、言語環境の影響を明らかにすることを目的とする。具体的には、言語環境が異なるモノリンガル児・バイリンガル児および英語母語児・日本語母語児を対象に、「6ヶ月齢までの言語経験量と内容によって、一般名詞と固有名詞の意味適用範囲の理解発達がどのような影響を受けるのか」を行動実験により検討する。従来研究では2歳以降を主な対象として議論が進められてきたが、本研究では意味理解の最初期とも言える6ヶ月児の発達を検討すること、言語環境の異なる乳児の理解を比較することで環境の影響を解明することを特徴としている。