研究課題
基盤研究(C)
外見の可視的差異(以下VD)を持つ者(以下VD者)は、精神的苦痛の深刻化、過度な外見修正、対人場面の回避、本来必要な医学的治療の遅れや無益化など、様々な心理的問題を抱えていることが近年の研究で明らかにされており、国外ではすでにVD者の心理的問題の軽減をめざす介入プログラムが実施されている。しかし我が国ではこれらの問題に対応する介入法が十分検討されていない。本研究ではVD者の外見に起因する心理的問題に対応するオンライン介入プログラムの日本版を作成し効果検証をする。これにより、国内のVD者が抱える問題の緩和と、医学的治療を促す心理教育的介入構築の足掛かりになるものと考えられる。