| 研究課題/領域番号 |
23K02914
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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| 研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
芦谷 道子 滋賀大学, 教育学系, 教授 (70452232)
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| 研究分担者 |
伊藤 靖 関西医科大学, 医学部, 研究員 (00865769)
石崎 優子 関西医科大学, 医学部, 教授 (20411556)
山本 和美 関西医科大学, 医学部, 研究員 (30838149)
大平 雅子 滋賀大学, 教育学系, 教授 (40616190)
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| 研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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| キーワード | マインドフルネス / 子ども / 心理的ケア / 効果評価 / 心身症 / 発達障害 / 小学生 / ユニバーサル心理教育 / MiSP / ドットブリーズ / 幼児 / ユニバーサル予防教育 / 毛髪ホルモン |
| 研究開始時の研究の概要 |
マインドフルネスのもたらす心理的効果が,脳科学などによるエビデンスを基に蓄積されてきており,子どもへの適用も広がりつつある。本研究は,①英国で開発された小学生のためのマインドフルネス・プログラムを本邦に導入し,実施可能性及び有効性を多施設共同試験により検証する,②ケアを必要とする子どもたちにマインドフルネスを導入し,その効果を検証することを目的とする。本研究により,プログラム指導者と受講者両者への心理的効果や予防開発的心理教育への貢献,さらに問題をもつ子どもたちへのエビデンスに基づいた有効なケアのリソースの開発と充実への貢献が期待される。
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| 研究実績の概要 |
1.子どもを対象とするマインドフルネス・プログラムの講師養成 今年度は、ドットブリーズを実施できる講師養成講座を日本で初めて実施した。MiSP(Mindfulness in Schools Project: in UK)の講師を迎え、10月にオンラインで実施し、32名のドットブリーズティーチャーが誕生した。また、これまで行っていた4日間のドットビープログラムの講師養成講座も継続し、19名のドットビーティーチャーが誕生した。さらに、養成した講師がプラクティスや情報交換を行うことのできるプラットフォームを作成した。 2. ケアを必要とする子どもたちへのマインドフルネスの導入と検証 医療機関と連携し、心身症や発達的問題をもつ4名のこどもたちを対象に、毎週1回、全5回のドットブリーズプログラム+感謝のプラクティスを実施した。参加した子どもたちの感想は概ね好評で、身体症状にポジティブな変化が見られた対象や日常の落ち着きが増したと報告する対象もあった。一方で、不注意の問題を抱える対象では、呼吸や身体に注意を向けることが難しく、実施に工夫が必要であった。ケアを必要とするマインドフルネスについて、研修や実践などを通してさらに知見を深めた。 3.研究成果の発表 子どもを対象とするマインドフルネスの効果評価に関する論文を学術雑誌に投稿した。また、幼児が遊びを通してマインドフルネスの力を涵養できる絵本、ADHDの子どもを対象とした子ども向けの絵本の本訳書2冊を刊行した。さらに、大学生を対象としたマインドフルネスの解説書も翻訳した。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
導入プログラムは当初予定より変更となったが、より低年齢を対象とする回数の少ないプログラムを日本に導入し、その講師養成を日本で実施することができた。また予定通り、ケアを必要とする子どもたちにプログラムを実践できた。プログラムの効果評価に関する論文が学術雑誌に採択され、子ども用マインドフルネス素材となる絵本を2冊、さらに対象を広げた大学生向けの書籍を1冊刊行できた。 以上より、概ね研究は順調に進展していると考える。
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| 今後の研究の推進方策 |
次年度は以下3点の実施を目標とする。 1.マインドフルネス・プログラム、ドットブリーズ講師養成講座の実施:昨年度に続き、MiSP(Mindfulness in Schools Project: in UK)と連携しながら、日本においてドットブリーズを実施できる講師養成講座を実施する。 2. ケアを必要とする子どもたちへのマインドフルネスの導入と検証:医療機関や教育機関と連携し、心身症や発達的問題をもつこどもたちを対象に、ドットブリーズプログラム、ドットビープログラムの実践研究を行う。そこで得られた結果を分析する。成人を対象とした8週間のマインドフルネス認知療法を実施し、そこで得られた知見を子どもたちに応用する。 3.研究成果の発表:子どもマインドフルネスプログラムの効果研究結果を学術雑誌などに投稿する。複数フィールドで行ったドットビープログラムの効果検証研究を英文誌に投稿する。
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