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重症神経性やせ症に対する入院認知行動療法のエビデンスと治療バイオマーカーの確立

研究課題

研究課題/領域番号 23K02918
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10030:臨床心理学関連
研究機関九州大学

研究代表者

高倉 修  九州大学, 大学病院, 講師 (40532859)

研究分担者 波夛 伴和  九州大学, 大学病院, 助教 (10535983)
権藤 元治  九州大学, 大学病院, 助教 (20448418)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード重症 / 神経性やせ症 / 短期入院治療 / CBT-E / マイクロRNA / 重症神経性やせ症 / 認知行動療法 / 入院治療
研究開始時の研究の概要

摂食障害の認知行動療法(Enhanced cognitive behavior therapy: CBT-E)と、我々が開発した重症神経性やせ症に対する「短縮型入院プログラム」との比較試験を行い、有効性を検証する。その上で、わが国初の重症神経性やせ症に対する入院治療のマニュアルを作成する。また、後天的に発現が変化する比較的新しいRNAであるマイクロRNAを治療の前後に測定し、エピジェネティクスの観点を考慮した重症神経性やせ症の治療反応性や予後に関するバイオマーカーの確立を目指す。

研究実績の概要

重症ANの短期かつ有効な入院治療の確立することを主たる目的とする。さらに、 さまざまな施設で利用可能なエビデンスに基づく重症ANに対するわが国初の入院治療のマニュ アル化を目指す。最後に、エピジェネティクスの観点を考慮したANの治療反応性や予後に関す るバイオマーカーの確立を目指す。
当科の「行動制限を用いた認知行動療法」をベースに、重症ANに対しても施行可能な短期型入院治療プログラムは作成した。試験的に比較的高齢重症AN患者に短期型入院プログラムを使用し、比較的安全に実施可能であることを明らかにした。
また、ANに対するCBT-Eプロトコールについても作成済みである。CBT-Eは、開発者によるスーパービジョンが継続的に行われており、新規セラピストの養成および実施方法の確認が随時行われている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

エントリー準備にやや時間を要しているため。

今後の研究の推進方策

今後は、エントリーを進め、随時治療介入をおこない。プロトコールに準じて、心理テスト、血液採取を行っていく。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (4件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 4件)

  • [雑誌論文] 摂食障害2023

    • 著者名/発表者名
      髙倉 修, 須藤信行
    • 雑誌名

      医学と薬学

      巻: 80 ページ: 483-489

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 認知行動療法 なぜ現在の形式となったのか2023

    • 著者名/発表者名
      髙倉 修
    • 雑誌名

      精神医学

      巻: 65 ページ: 1262-1270

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 特集 摂食障害 臨床像, 診断と治療 過食性障害 (むちゃ食い症)2023

    • 著者名/発表者名
      髙倉 修
    • 雑誌名

      精神科Resident

      巻: 4 ページ: 190-192

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 九州大学心療内科における摂食障害診療の現状と課題2023

    • 著者名/発表者名
      髙倉 修
    • 雑誌名

      日本心療内科学会誌

      巻: 27 ページ: 237-241

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 摂食障害診療における臨床倫理 -心療内科の立場から-2023

    • 著者名/発表者名
      髙倉 修
    • 学会等名
      第63回日本心身医学総会ならびに学術講演会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 神経性やせ症に対するCBT-E -神経性過食症に対するCBT-E-との相違点-2023

    • 著者名/発表者名
      髙倉 修
    • 学会等名
      第63回日本心身医学総会ならびに学術講演会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 第26回日本摂食障害学会学術集会2023

    • 著者名/発表者名
      髙倉 修
    • 学会等名
      コロナ禍における摂食障害患者の動向から探るポストコロナを見据えた摂食障害医療の在り方
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 摂食障害の分子病態-神経性やせ症を中心に-2023

    • 著者名/発表者名
      髙倉 修
    • 学会等名
      第27回日本心療内科学会総会・学術大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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