研究課題/領域番号 |
23K02937
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
福崎 俊貴 鳥取大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80838764)
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研究分担者 |
竹田 伸也 鳥取大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00441569)
岩田 正明 鳥取大学, 医学部, 教授 (40346367)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 思考の柔軟性検査 / 神経心理検査 / うつ病 / 認知機能障害 / 思考の柔軟性 |
研究開始時の研究の概要 |
うつ病に伴う認知機能障害は、寛解後も残存し社会機能やQOLの低下をもたらすのみならず、再発を促すことが明らかにされている。認知機能の中でも、思考の柔軟性はうつ病の特徴である反芻と関連し、重症度が増すにつれ損なわれる。したがって、社会機能の回復と再発防止を目指したうつ病治療を進めるには、思考の柔軟性のようにうつ病と関連の深い認知機能の評価が求められる。しかし、そうしたうつ病に特化した神経心理検査はこれまでに開発されていない。そこで本研究では、健常者とうつ病患者を弁別し、うつ病の重症度を捉える指標として妥当な思考の柔軟性を、短時間で簡便に評価することができる思考の柔軟性検査を新たに開発する。
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研究実績の概要 |
本研究では、健常者とうつ病患者を弁別し、うつ病の重症度を捉える指標として妥当な簡便かつ短時間に実施できる思考の柔軟性検査の開発を目的とする。具体的な研究の流れは研究1:健常者とうつ病患者を対象とし、両者を弁別する感度の高い思考の柔軟性を捉える課題を選定する、研究2:上記により選定された課題をもとに開発された思考の柔軟性検査の信頼性と妥当性を検討する、の二つの研究で構成される。 初年度は新たな検査課題を作成しこの検査課題で構成される暫定的な新版思考の柔軟性検査を開発した。そして、旧版および新版思考の柔軟性検査を使用し健常群および臨床群のデータを収集する研究内容である上記研究1を行うため鳥取大学医学部倫理審査に申請して通過した。健常者のデータ57名分を収集したところで初年度を終えた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
うつ病患者をリクルートするための医療機関との連携プロセスやデータ収集の際に発生する個人情報の取り扱いの観点から、医学部倫理審査委員会を通過するのに当初の予定よりも時間がかかってしまった。
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今後の研究の推進方策 |
当初の計画通り研究1の健常群とうつ病患者の臨床群のデータ収集を進める。
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