研究課題/領域番号 |
23K02941
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
松岡 紘史 北海道医療大学, 歯学部, 准教授 (50598092)
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研究分担者 |
豊福 明 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (10258551)
安彦 善裕 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (90260819)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 舌痛症 / 痛みの受容 / 気分状態 / 認知行動療法 / アクセプタンス・コミットメントセラピー |
研究開始時の研究の概要 |
口腔領域で非常に多く見られる舌痛症は,筋骨格系の慢性疼痛を想定した回避-逃避モデルで想定される身体的な活動が直接痛みの悪化につながりにくく,筋骨格系の疼痛以外にも適用範囲が確立されているAcceptance and commitment therapy(ACT)の観点から治療方法を検討することで,舌痛症患者の病態にあった心理的治療の適用が可能になると考えられる。本研究は,舌痛症患者に対して,より効果的な心理的治療の確立を目指し,ACTの観点から,その適用可能性を検討するものである。
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研究実績の概要 |
本研究は口腔領域で非常に多く見られる舌痛症患者に対して,より効果的な心理療法の確立を目指し,Acceptance and Commitment Therapy(ACT)の観点から,その適用可能性を検討するものである。本年度は,舌痛症患者の症状にACTに関連する要因が与える影響を破局的思考と比較した。国際頭痛分類第3版に基づき舌痛症と診断された35名を対象に,Chronic Pain Acceptance Questionnaire(CPAQ),Pain Catastrophizing Scale,Profile of Moodsを用いた調査を行った。本研究の結果,CPAQのPWは,破局的思考と負の相関がみられた一方,AEについては有意な相関は観察されなかった(PW:r=-0.67,AE:r=-0.22)。気分状態との相関では,PWが緊張不安と負の相関が認められ(r=-0.39),AEが抑うつ-落込みと負の相関がみられた(r=-0.42)。以上の結果から,CPAQのうちPWは破局的思考と共通する基盤が存在する可能性があるが,AEについては独立した概念であることが示唆された。次年度は痛みの症状をより広範に測定し,Pain Acceptanceの痛み症状への影響を検討する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定した調査を実施できているため順調に推移している
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今後の研究の推進方策 |
調査対象者を増やすとともに,より広範な影響を測定し,Pain Acceptanceの影響を検討する。
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