研究課題/領域番号 |
23K02961
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
管生 聖子 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 准教授 (50637139)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 人工妊娠中絶 / 心理的ケア / 多職種 / 周産期喪失 / グリーフケア |
研究開始時の研究の概要 |
人工妊娠中絶の心理的サポート体制の広がりと実践及び,人材育成教育プログラム開発のため出生前診断の結果,妊娠中期に中絶を選択する親,また支援を行う専門家を主な対象とし,調査①カウンセリングを実施し,事例研究や質的研究を中心により具体的かつ詳細な心理構造をとらえ検討を行う。調査②出生前診断前後のカウンセリングを行う多職種専門家のマニュアル化されていない関りや工夫を明確にし、実践知の可視化を試みる。調査③国内外におけるグリーフケアに関連する先行研究や臨床心理学の知見に調査①および②を融合させながら、臨床心理士もしくは公認心理師養成過程で使用可能な人材育成教育プログラムの開発を行う。
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研究実績の概要 |
人工妊娠中絶の心理的サポート体制の広がりと実践及び,人材育成教育プログラム開発のため出生前診断の結果,妊娠中期に中絶を選択する親,また支援を行う専門家を主な対象として研究を行っている。 研究初年度である2023年度は,出生前診断の後に、人工妊娠中絶をした母親や父親へのカウンセリングを丁寧に実施した。 カウンセリングでの事例研究や知見についてまとめたものを、日本心理臨床学会第42回大会でシンポジウムで企画および話題提供者として発表を行った。 また、人材育成教育プログラム開発の基盤として人材育成研修を行うことによるフィードバックを得たこと、出生前診断ののちに人工妊娠中絶を経験することに関する心のケアについて、第64回日本母性衛生学会シンポジウムにて「出生前診断で思いがけない診断をうけた妊婦・家族へのグリーフケア」というタイトルで報告を行い、多職種によるディスカッションや議論の場を持つことが出来た。 さらに、次年度の国際学会での発表のため準備を行い、計画通りの進捗である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通り順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
2年目となる2024年には、既に準備し採択が確定している国際学会での発表を行う。また、調査としては予定通り多職種を対象としたインタビューを行い、専門智をまとめる予定である。
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