研究課題/領域番号 |
23K02982
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
岸本 早苗 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (00867301)
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研究分担者 |
古川 壽亮 京都大学, 医学研究科, 教授 (90275123)
豊本 莉恵 京都大学, 医学研究科, 特定助教 (80963800)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 生殖補助医療 / セルフ・コンパッション / オンライン心理介入 / 脱落防止戦略 / 患者参画 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、申請者らが確立した「低脱落率を特長とするマインドフルネスおよびセルフ・コンパッション統合オンライン集団心理教育」の戦略基盤を、生殖補助医療を受ける女性を対象とした新規心理介入プログラムにより効果を出せるものとして強化し、応用開発することである。評価測定として、患者報告評価項目、客観的評価項目、治療/評価からの脱落を用いる。
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研究実績の概要 |
本申請者らが確立し昨年発表した「低脱落率を特長とするマインドフルネスおよびセルフ・コンパッション統合オンライン集団心理教育」を戦略基盤とし、本研究では、対象者を体外受精を受けているフルタイム勤務女性とした。本対象者にとって、より効果の出せるプログラムとするため、プログラムの内容および形式を見直し、ICT(情報通信技術)を活用した効率性の高いプログラムの開発を行なっている。本研究が続くランダム化比較試験にむけたパイロット試験であることを鑑み、オンラインプログラムの詳細機能として、リアルタイムおよびオンデマンド形式のバランスや、双方向性の度合い等の異なるプログラム形式を柔軟に用意することで、研究参加協力者の使いやすさ、効果の見込み、効率性等の量的・質的解析が可能となるよう、詳細運用の見直しを行なった。また、生殖補助医療のプロセスにおいては、短期間での治療状況の変化が生じ得ることや、治療結果として必ずしも妊娠のみがアウトカムとはならないことなどを考慮し、本研究の目指すものと患者視点を加味した上で、評価測定項目のうち、とりわけ患者報告アウトカムに関する見直しを慎重に進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
プログラム開発にかかる準備の長期化、使用予定であったデータベースの方針変更、申請者の異動等に伴い、当初予定していたより、プログラム新規開発のプロセスに時間を要した。しかし、プログラムの骨組み及びデータベース運用計画が確定したため、構築を進めることができている。
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今後の研究の推進方策 |
次年度以降はプログラム開発よびREDCapを用いたデータベース構築をさらに進める。目標症例数を達成可能なリクルート協力医療機関は確保できたため、プログラム開発が完了し次第、リクルートを開始する。
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