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脳機能画像解析を用いたゲーム障害の特異的な病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K02993
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10030:臨床心理学関連
研究機関新潟医療福祉大学

研究代表者

鷲見 和幸  新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 講師 (80965351)

研究分担者 児玉 直樹  新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (50383146)
笠井 聡  新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (60842713)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードゲーム障害 / アンケート調査 / Gaming disorder / fMRI / MRS
研究開始時の研究の概要

Gaming Disorder:GDは、世界保健機関(WHO)の国際疾病分類第11回(ICD-11)で、新たに疾患に加えられた。今後、急速な増加が予想される一方で、明確な病態解明は確立されていない。2013年にアメリカ精神医学会の診断基準DSM-5において暫定的な障害として取り上げられたインターネットゲーム障害(Internet Gaming Disorder:IGD)では多くの研究が報告されている。GDもIGDと同様に報酬系部位への障害が予想される。本研究ではGDに伴う脳内メカニズムについて、脳機能画像解析による病態解明を目指すもので、エビデンスの蓄積がGD治療へ応用できることも期待される。

研究実績の概要

本研究の目的は、本学生へのゲームに関するアンケート調査の結果より、選出したGD該当者および健常者を対象に、脳機能画像(課題関連時fMRI、安静時fMRIおよびMRS)を実施し、GD該当者と健常者の脳内活動部位、脳内代謝物質、脳内ネットワークなどの情報に基づき、GDに伴う特異的な脳内メカニズムを解明し、回路レベルを含めた構成的な理解で病態解明を目指す研究である。研究の具体的内容として、新潟医療福祉大学診療放射線学科の全学生約360名に対し、本研究に関するアンケート調査への協力のお願いを実施し、この研究に協力を申し出た約120名について、ゲームに関するアンケート調査を実施しその回答を得た。なお、アンケート調査については、事前に本大学の倫理審査委員会へ申請し許可を得たものである。このアンケート調査により、各協力者の回答をスコア化し、現在、実際の臨床でゲーム障害として治療の対象となっているGDが当者と健常者を選出した。GD該当者、健常者Bは各々25名程度である。対象者については更に多くのデータが必要であることから、今年度も引き続きアンケート調査にて協力者を募る予定であり、現在の進捗はここまでである。十分な数の対象者が揃った時点で、解析家庭へと進む予定である。当大学内にある3テスラのMRI機器を用いたfMRIを用い、課題関連時および安静時における脳機能画像の解析を行い、賦活部位の特定、障害の経路などの解明を行う予定である。また同時にMRSを用いて賦活部位のデータを集積し、ゲーム障害と特定物質の作用との関連性を明らかにし、治療への可能性を示唆させることも検討している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新潟医療福祉大学診療放射線学科の全学年に対して、研究協力者を募りアンケートを実施したが、目標のゲーム障害該当者数が足りておらず、今年度も継続した数の確保のため今年度入学の学生についても研究協力者を募りアンケート調査を実施し該当者を増やす必要があるため。

今後の研究の推進方策

分な数の対象者を確保した上で、GD該当者および健常者について、fMRIによる課題関連時および安静時の脳機能解析を行う予定としている。ただし、今年度についても再度アンケート調査の協力者を募り、対象者の数を増加させる予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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