研究課題
基盤研究(C)
人々の複雑な感性の普遍性と個別性を実験心理学的手法とガウス過程(GP)回帰を組み合わせることで明らかにする手法を確立することを目指す.GP回帰とは多次元入力を持つ未知の関数を推定するノンパラメトリックベイズの非線形モデリング手法である.GP回帰により人々の感性の特徴は無限次元の事後確率分布の集合として表されるが,そこから感性の普遍性・個別性を検討することは直感的には容易ではない.本計画ではGP事後確率分布集合として表現される人々の感性の多様性を情報幾何的アプローチにより理解する枠組みを構築し,大規模Web実験などを通してその有効性を検討する.