配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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研究開始時の研究の概要 |
本研究の主題は可換環論である。現代可換環論の研究領域は広範囲に及ぶが, 本研究では, 1次元Cohen-Macaulay半局所環に対して定義される「Arf環の理論の高次元化」に挑戦する。1971年, J. Lipmanが提唱したArf環には, 環のstrict closed性と同値であるとするO. Zariskiの予想があり, 既に部分的な回答が得られていたが, 研究代表者は最近, 同予想の完全な証明に成功した。1次元Arf環論を精査し, その後50年間の可換環論の発展を踏まえながら, 高次元Arf環論とも言うべきZariski予想の同値性に対応する性質を内包した環構造論の構築を目標とする。
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