研究課題
基盤研究(C)
Xをリーマン多様体、xをその点、Bε(x)をx中心半径εのボールとする。実数sに対し、xからの距離のs乗をBε(x)の補集合上積分し、それをεで級数展開するとs≦-dim Xのとき負冪、sの値によってはlog項が現れる。定数項をXのxにおけるs-ポテンシャル、log項が現れるときその係数をsでの局所留数、それらをXで積分したものをそれぞれXのs-エネルギー、留数とよぶ。sの値を動かして得られる、留数、ポテンシャル、エネルギーの性質とそれらから分かるXの幾何学的情報を明らかにすることが研究テーマである。