研究課題
基盤研究(C)
データサイエンス教育では基礎的内容として「行列」の性質を学ぶことが多いと思います。一般にm×n行列とはm×n個の数を長方形の形に配し括弧をつけたものであり、特にm=nである行列をn次正方行列と呼びます。正方行列の中には実数の性質を一般化したもの(エルミート行列と呼ばれる)があり、そのような行列に対し関数を用いて新たな行列を作り出す手法(連続関数カリキュラス)が知られています。本研究では、そのような関数などの諸性質について、正方行列のサイズnに依存する差異を調べます。