研究課題
基盤研究(C)
1.加法的とは限らない符号付き測度に対して,Hahn,Jordan,Lebesgueの分解定理が成立するために課すべき非加法的特性を見出し,双対空間の表現定理の証明に利用可能なRadon-Nikodymの定理を定式化する.2.Choquet積分,Shilkret積分,Sugeno積分が定める関数空間の双対空間の表現定理を確立する.双対空間と同一視できる空間が完全に決定できない場合は,双対空間を連続的に埋め込むことが可能な具体的空間を見出したり,双対空間が退化していないかを明らかにする.3.汎関数の線形性を共単調加法的関数に制限した共単調加法的双対空間の概念を導入し,その表現定理を考察する.