研究課題
基盤研究(C)
統計物理の主要なモデルであるイジング・スピングラス模型の理論的基礎の刷新を狙い,本研究はその道具となる離散数理的知見の刷新に取り組む.このためにはグラフカットに関する理論的知見を充実させることが課題となり,さらにこれにおいてはグラフの最大カット問題(MAXCUT)に体系的な理論的基礎を構築することが必要である.本研究は,マトロイド最適化理論の枠組みに基づき,MAXCUT の多項式時間可解クラスを体系的に明らかにすることに取り組む.