研究課題
基盤研究(C)
超流動ヘリウム、原子気体BECの量子流体力学および量子乱流では、伝統的・普遍的な問題に、統計則、微小空間、可視化という現代的な観点が加わり、本研究課題は以下の「問い」に答えることを目指す。[問い1] 量子乱流の統計則を理論的または数値的に導出できるか?それを量子渦の運動に還元できるか?[問い2] 層流から乱流への遷移を特徴付けられるか?乱流の秩序変数を同定できるか?[問い3] 乱流とは何か? 乱流の定義は一意的でなく、教科書に依り人に依り異なる。この量子乱流の研究を通じて、乱流の定義を確立したい。[問い2]で得た秩序変数を用いたい。