研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は,従来の分子性結晶よりも高い対称性をもつ分子性結晶に注目し、「高次元分子性結晶の構造」と「多彩な分子内自由度」に起因する新規トポロジカル電子物性を理論的に解明することにある。近年、π軌道が立体的な構造をもつ2次元・3次元分子性結晶の合成・物性測定研究の進展により、分子系特有の新たなトポロジカル電子物性の創発が期待されている。実験グループとの緊密な研究討論・共同研究を通して実験グループへのフィードバックを行い、有効かつ効率的に新規電子機能性の開拓を目指す。