研究課題
基盤研究(C)
強相関電子物性とトポロジカル物性の融合により、物質の機能性の向上、および新奇物性の創発例が数多く報告されている。研究代表者が世界に先駆けて開発した高純度単結晶Yb3Si5は、価数揺動ワイル半金属の候補物質であり、通常の価数揺動物質と比べて熱電性能が飛躍的に向上している。本研究では、様々な実験的観点からYb3Si5が価数揺動ワイル半金属であるかを検証し、価数揺動ワイル半金属特有の新奇物性を開拓する。この研究により、金属熱電物質開発の指針を得ると共に、強相関トポロジカル物性の創発性についての知見を得る。