研究課題
基盤研究(C)
本研究では、次世代EHTを含む将来の多波長・マルチメッセンジャー観測に向け、超大質量ブラックホール極近傍の降着流と相対論的ジェットの電波からX線・ガンマ線、高エネルギーニュートリノまでの時間変動イメージとスペクトルを解明し、ブラックホールスピン値や相対論的ジェット形成機構に迫る。そのために、3次元一般相対論的磁気流体シミュレーションおよび一般相対論的多波長輻射・ニュートリノ輸送計算を用いる。特に一般相対論的磁気流体場での宇宙線電子・陽子加速も解くことで、レプトン・ハドロン両起源の非熱的輻射過程に加えニュートリノも扱う世界最先端の大局的3次元理論計算の研究を実施する。