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ミリ波・サブミリ波による突発天体の無バイアス探査

研究課題

研究課題/領域番号 23K03449
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分16010:天文学関連
研究機関国立天文台

研究代表者

廿日出 文洋  国立天文台, アルマプロジェクト, 准教授 (70719484)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード電波観測 / ミリ波・サブミリ波 / 突発天体 / 無バイアス探査 / ALMA / アーカイブデータ
研究開始時の研究の概要

近年、多波長観測による時間軸天文学が展開され、特定の天体を対象としない無バイアスな探査手法により、新たな種族の突発天体が続々と発見されている。その一方、ミリ波・サブミリ波帯では、無バイアスな突発天体探査はほとんど行われておらず、今まで見逃されてきた突発天体が存在する可能性が指摘されている。ミリ波・サブミリ波帯は塵による吸収の影響を受けないため、可視光・近赤外線では検出できない塵に隠された天体を検出できるという重要な利点がある。本研究では、この波長帯で世界最高性能を誇るALMA望遠鏡を用いることで、これまで未開拓であった暗い天体に至るまで、無バイアスに探査する。

研究実績の概要

近年、多波長観測による時間軸天文学が展開され、特定の天体を対象としない無バイアスな探査手法により、新たな種族の突発天体が続々と発見されている。その一方、ミリ波・サブミリ波帯では、無バイアスな突発天体探査はほとんど行われておらず、今まで見逃されてきた突発天体が存在する可能性が指摘されている。ミリ波・サブミリ波帯は塵による吸収の影響を受けないため、可視光・近赤外線では検出できない塵に隠された天体を検出できるという非常に大きな利点がある。本研究では、この波長帯で世界最高性能を誇るALMA 望遠鏡を用いることで、これまで未開拓であった暗い天体に至るまで無バイアスに探査する。これにより、ミリ波・サブミリ波帯での突発天体の個数密度に制限を加え、理論モデルの検証を行う。
本年度の研究実績の概要は以下のとおりである。
i) ALMA望遠鏡アーカイブからデータを取得し、突発天体を検出するためのパイプラインの構築を行った。
ii) 超新星SN1181の残骸から理論的に予測される電波放射に制限を加えるため、VLA電波干渉計のアーカイブから電波放射の探査を行った(Ko, T., Tsuna, D., Hatsukade, B., and Shigeyama, T., PASJ, 2024, in press)。
iii) 突発天体の発生環境の統合的な理解として、電波帯での突発現象として知られる高速電波バーストの母銀河における分子ガス観測をALMA望遠鏡を用いて行った。取得されたデータの解析を行い、高速電波バースト母銀河における分子ガスの性質について、新たなサンプルを取得した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究を遂行するために重要となるアーカイブデータの解析パイプライン作成を行った。
また、電波望遠鏡のアーカイブデータを用いて、超新星からの電波放射の光度曲線に対する理論モデルへの制限を加える等、付随した研究も進めている。

今後の研究の推進方策

次年度では、ALMA望遠鏡アーカイブデータに対して、準備を行ったパイプラインを適用し、突発天体の検出を進める。
また、ALMA望遠鏡で取得した高速電波バースト母銀河の観測データの解析を行う。
国内外の研究会での成果報告や論文化を進める。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] Scientific Results Achieved by ALMA and Plan for Future Upgrades2023

    • 著者名/発表者名
      Bunyo Hatsukade
    • 学会等名
      International Symposium on Advanced and Sustainable Science and Technology
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会 / 招待講演

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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