研究課題
基盤研究(C)
2024年に稼働を開始する究極の地上望遠鏡による光学サーベイであるRubin/LSSTによって検出される突発天体を、8-10m望遠鏡で唯一の広視野ファイバー分光器であるSubaru PFSで観測することで、大規模で無バイアスな突発天体のレガシー分光データセットを構築する。得られたデータセットは突発天体の種族の種類や発生頻度などの統計的な研究に用いるとともに、撮像データ(多色光度曲線)のみから突発天体の種族を判別する手法の教師データとして用いることで、その手法を確立し、Ia型超新星を使った宇宙論のためのIa型超新星の効率的な選択を可能にする。