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成層圏気球VLBIのフライト実証試験III

研究課題

研究課題/領域番号 23K03467
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分16010:天文学関連
研究機関国立天文台

研究代表者

河野 裕介  国立天文台, 水沢VLBI観測所, 助教 (00370106)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード電波干渉計 / VLBI / 成層圏
研究開始時の研究の概要

成層圏に電波望遠鏡を気球で打ち上げ世界初の成層圏電波干渉計を実現する。このミッションは大気の影響を受けない新たな天文学研究のサイトを切り拓き、ブラックホールシャドウの直接撮像性能を引き上げる将来のサブミリ波/テラヘルツ帯干渉計を見据える。本研究では国内の気球実験場から1台のマイクロ波帯の電波望遠鏡を打ち上げ、強力な人工衛星からの電波を用いて電波干渉実験を行う。地上の固定された電波望遠鏡との電波干渉縞や姿勢データの解析をから成層圏電波干渉計を実現するための技術課題の研究を行う。

研究実績の概要

本研究は成層圏でVLBI観測が成立することをフライトによって実証するミッションである。フライトモデルは、科研費16K05305や19K03938のサポートにより2016年度に完成しこれまでフライトに挑戦してきたが、主に天候条件が満たされることがなくフライトが行えなかった。フライトモデルは北海道のJAXA大樹航空宇宙実験場で保管されている。残念ながら2023年度は、研究代表者の家族の健康問題で介護が必要で長期の出張となるフライト実験を行うことができなかった。ただし周波数標準の健全性を確認するためOCXO時計だけを持ち帰り、国立天文台の水素メーザ原子時計と周波数比較し健全性を確認するなどの機器整備を行い次年度以降の放球に備えた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究は成層圏でVLBI観測が成立することをフライトによって実証することを目的としている。そしてすでにフライトモデルは完成しているため、JAXAの大樹宇宙航空実験場からフライトさせることが重要となる。残念ながら2023年度は、研究代表者の家族の健康問題で介護が必要で長期の出張となるフライト実験を行うことができなかった。家族の健康問題であり、予期できず、また本フライトモデルを使ったVLBI実験場はJAXAの大樹航空宇宙実験場からでしか放球できない。そこで実験計画の後ろ倒しを行い、今後の放球に備えることとした。

今後の研究の推進方策

今後の研究を推進する方策は、まずはフライト実験に参加することに最善を尽くす。またフライトモデルは2016年度からすでに長期間の時間がたっており、老朽化の懸念がある。2023年度はまずOCXO周波数標準を国立天文台に持ち帰り周波数安定度の確認を行ったが、今後は姿勢センサ、姿勢制御装置、VLBI受信機などの各機器の健全性を確認するなどフライトの機会が得られ次第確実に放球できる準備を行う方針である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 気球VLBI実験2023

    • 著者名/発表者名
      河野 裕介(国立天文台), 土居 明広(JAXA), 小山 友明(国立天文台), 村田 泰宏, 岳藤 一宏(JAXA), 米倉 覚則(茨城大), 岡田 望(JAXA), 亀 谷 收, 本間 希樹(国立天文台)
    • 学会等名
      第67回宇宙科学技術連合講演会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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