研究課題
基盤研究(C)
2020年に打ち上げられた静止軌道に近い探査機を最大限利用することで,異なる地方時を観測できないという従来の極軌道衛星の欠点を克服し,火星ダストストームの地方時依存性を明らかにする.特定の地方時にもっぱら発生しているのであれば,ダストストームの発生は日周期現象によってコントロールされているということであるし,逆に地方時に関係ないのであれば,日周期より長い何らかの大気現象が重要であるということになる.ダストストームの発生に寄与する大気現象が特定されれば,数値シミュレーションを用いてその実現可能性を検証する.