研究課題
基盤研究(C)
冬季の寒気吹き出し時、ユーラシア大陸の日本海沿岸部では、陸上の下層風の日変動に伴い、半日・一日周期の大気波動(慣性重力波)が励起される。本研究は、この波が日本海上および日本海沿岸部の降雪雲の日変動に与える影響を解明することを目的とする。衛星等の観測データの解析で得られた日変動のシグナルを、領域大気モデル、簡便な浅水波方程式モデルで得られる結果と比較することで、降雪雲の日変動に寄与する慣性重力波とその励起源を特定する。