研究課題
基盤研究(C)
本研究では、1.申請者らによる1990年代の霞ヶ浦調査研究と同様に季節ごとの霞ヶ浦水中の溶存メタン濃度およびメタン酸化速度を現場法で測定し、同時に測定する他の物理化学環境因子情報と共に30年で変化が認められるのかについて解析する。2.急速に進展した分子生物学的手法を積極的に活用し、メタン酸化細菌の群集構造やメタン酸化に関する機能遺伝子コピー数の定量測定を行い、好気的メタン酸化に関する微生物群集構造を明らかにする。3.湿原の一つの形態である浅い湖沼からの年間メタン放出量についてupdateを行う他、高いメタン酸化速度を得られる条件について解析する。