研究課題
基盤研究(C)
北太平洋中央モード水(CMW)の存在が1990年代に見出され、CMWとPDOなど北太平洋海面水温偏差の卓越する変動との関係が指摘されてきた。しかしCMW形成量とサブダクション量の関係やCMWの特性の変動を調べた研究はほとんど知られていない。本研究計画では『CMW形成に寄与するサブダクションの実態、特に年々変動はどのようなものか』を明らかにするため、海洋同化モデル出力FORA-WNP30を用いて、渦分解数値モデル出力解析で用いられる手法でサブダクションを求め、10年規模変動についても調べる。