• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

極小微動アレイ探査を用いた沖積低地の微高地種別判別技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K03515
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分17030:地球人間圏科学関連
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

小松原 純子  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 研究部門付 (40443189)

研究分担者 長 郁夫  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 上級主任研究員 (10328560)
佐藤 善輝  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 研究員 (60751071)
納谷 友規  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 研究グループ長 (90549891)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード常時微動 / 沖積低地 / 大宮面 / 自然堤防 / 位相速度 / 軟弱層 / 微高地 / 段丘
研究開始時の研究の概要

本研究では,極小微動アレイ探査と呼ばれる浅部地盤評価法を沖積低地の微高地種別の判別に適用するための技術を開発する.人口密集地となりやすい沖積低地において,開発・防災の基礎として3次元地質モデルを構築し社会で共有することは国家レベルの急務となっている.沖積低地における微高地は周辺の低地に比べ特に人口が集中しやすいにも関わらず,掘削調査が制限されることが多いため,その代替となり得る,非破壊,簡易,低コストな手法の開発が求められている.本研究では,10年前に開発され,近年普及,改善が進んでいる新しい微動アレイ探査技術,すなわち「極小微動アレイ探査」の適用によってこの問題の解決を試みる.

研究実績の概要

予備解析として、1/5万「鴻巣」の範囲において、防災科研の常時微動データの解析結果を図幅に記載された微地形ごとに分類し、それぞれの傾向を検討した。その結果、大宮面と自然堤防では、表層数 mまではS波速度がほぼ同じだが,それ以深では異なることが分かった。
これを検証するために、検土杖調査によって地質が確認されている大宮面および自然堤防上の地点で、2023年12月に極小アレイによる常時微動観測を行った。H/VスペクトルとS波速度から表層の軟弱層(沖積層およびローム層)の基底深度を推定したところ、大宮面上では深さ6 m程度、自然堤防上では深さ12 m程度となり、いずれも地下構造と整合的であった。位相速度からは大宮面と自然堤防のデータが明確に異なる傾向を示し、条件が揃えば常時微動観測データで大宮面と自然堤防を判別できることがわかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

代表者が2023年8月から出向となったため。

今後の研究の推進方策

今後は微動観測データと微地形区分が整合しない地点についてその要因を検討する。また、この手法が適用できる条件、および他の地域での適用可能性について検討を進める。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 常時微動データを用いて微高地を判別する試み:埼玉県大宮台地北部から加須低地の例2024

    • 著者名/発表者名
      小松原純子・長 郁夫・納谷友規・佐藤善輝・先名重樹
    • 学会等名
      日本地球惑星科学連合2024年大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi