研究課題
基盤研究(C)
地球マントルの主要構成鉱物の重要なFe端成分であるカンラン石型Fe2SiO4やスピネル型Fe2SiO4などについて、定圧熱容量を理論的に扱うためには、調和振動以外の寄与による定積熱容量に内在した非調和性の要因を知る必要がある。本研究では、Fe2SiO4のFe2+を同じ3d遷移金属元素の2価陽イオンであるMn2+、Co2+、Ni2+に置換したカンラン石型およびスピネル型Mn2SiO4、Co2SiO4、Ni2SiO4について、結晶化学的見地からCvに内在する非調和性の解明を目指す。