研究課題
基盤研究(C)
ゆっくり地震と高速地震という、発生メカニズムが全く違うと考えられている2つの地震は、滑り速度など様々な側面で対立的な様相を見せる。ここでは地震の規模とそれが発生する数の関係に着目する。この関係において、ゆっくり地震では特徴的な規模というものが存在し、高速地震ではそれが存在しないと指摘されている。しかしその理由について、物理的説明は全くなされていない。本研究ではバネとブロックからなる系に摩擦発熱や流体の効果、あるいは地震滑りに伴って岩石が壊れる効果を導入し、その説明を目指す。