研究課題
基盤研究(C)
私たちの研究により,恐竜時代の終わりの日本が描けるようになってきた.それは、北海道のカムイサウルスとパラリテリジノサウルスや兵庫県のヤマトサウルスに代表される.これらの世界的な価値は「海の地層から発見された」ことにある.世界的に見ても海の地層から発見されている恐竜化石は少なく,海岸地域に棲んでいる恐竜の生態系は,世界的にまだ不明瞭である.その一方で,日本,特に北海道には海の地層が広がっており,そこからは未研究および再研究が必要な恐竜化石が発見されている.そこで,本研究は,北海道の恐竜化石に注目し,世界でもほぼ研究されていない白亜紀後期の海岸地域に棲んでいた恐竜の進化や生態系復元を目的とする.