研究課題
基盤研究(C)
UVアシスト研磨に高濃度オゾン水を供給することで,OHなどの活性酸素種が豊富に存在する雰囲気を作り,酸化反応を促進することで加工能率の大幅な改善を図る.UV照射によってオゾンから原子状酸素が脱離し,脱離した原子状酸素は水分子と反応することでOHが生成され,生成したOHもオゾン分解に関与するとされている.一方,照射されるUVの波長が240nmよりも短い深紫外光の場合,オゾンの生成に余分なエネルギーを吸収する第三の物質Mが存在すれば,UV照射によってオゾンの生成も可能となる.このようUV照射とオゾンとの関係をSiCの研磨において有効に活用することで,高能率な鏡面加工を達成する.