研究課題
基盤研究(C)
本研究では、レーザ分光やX線CT技術を用いた複合オペランド計測と多孔質電極内の反応輸送連成シミュレーションを一貫して行うことで、実作動状態PEFCの流路・電極内における全化学種の濃度、液水、温度分布を把握できるようにする。さらに分布データを活用して、反応・輸送各プロセスのエントロピー生成速度を局所的に解析し、エントロピー生成分布の3次元マッピングを行う。その上で、反応輸送場でのエネルギー損失の律速過程を特定し、エントロピー生成最小化のための新規電極流路構造を提案・設計する。構造パラメータは機械学習(ニューラルネットワーク)により最適化を図る。