研究課題
基盤研究(C)
2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルが日本政府として宣言され,その脱炭素の重点対策であるゼロカーボン・ドライブに対しては,日本経済の基幹産業である自動車製造業界としても,喫緊の課題として研究開発を行っている.本研究課題では,車載用の熱電材料の候補となりうるシリサイド系熱電材料に注目し,その材料による高い熱電性能を有する熱電モジュール開発を目指すもので,そのために残された課題克服に向けた研究を遂行していく.特に,高圧技術と新しい焼結技術であるSPS装置を組み合わせた新しい合成装置を開発することで,新しい機能性を有した熱電材料の開発を目指すものである.