研究課題
基盤研究(C)
ガスタービン翼内部冷却は高効率化に必須な技術であり,低圧力損失で高熱伝達率な凹みディンプルは有力な粗面形状である.本研究では,最初にディンプル面による影響層厚さを考慮した片側ディンプル面チャネル脈動流の数値解析を行い,実験計画法・応答曲面法・多目的最適化により熱伝達促進におけるディンプル面形状と脈動条件の最適解群を求める.次にその最適解群の代表ケースでの乱流変動を再現する数値解析と粒子画像流速計測の結果の流れ場の直交モード分解解析によって,最適形状・脈動パラメータの熱伝達促進・影響層厚さ決定要因の原理説明を行う.数値解析の結果は,伝熱計測,粒子画像流速計測,より高精度な数値解析で検証する.