研究課題
基盤研究(C)
バイポーラ型素子は順方向導通時の電圧降下による電力損失が大きいという欠点がある。特に、アンバイポーラ電圧降下はキャリア蓄積により発生し通電損失の50%以上を占め、電力損失の主要因になっている。本研究では、アンバイポーラ電圧降下を大幅に削減するために、導通時に電子とホールの注入をコントロールするスイッチング機構を導入し、高速に制御を行う。特に、デバイス構造の提案とTCADシミュレーションによる効果の確認、さらにゲート駆動の方法の具体化を行う。