研究課題
基盤研究(C)
現在、無線通信分野では様々な新しい要素技術が多数提案されているが、これらの技術が流星バースト通信(MBC)システムに適用されている例はほとんどない。MBCでは、伝送路が発生する時刻が予測できず、伝送路の継続時間も極めて短いという欠点があり、そのため、これらの要素技術の適用によって通信性能の大幅な改善が期待できる。本研究では、MBCシステムへ、ダイバーシチ受信や高性能誤り訂正符号などの新しい要素技術を適用することによる通信性能向上に関して理論検討する。この結果を検証するため、国内やインドネシアで構築しているMBCシステムでの実証実験に向け、ソフトウェアモデムへ実装を行いその性能を評価する。