研究課題
基盤研究(C)
弱磁場核磁気共鳴の測定は困難であり、送受信コイルでは高周波帯域でのインピーダンス増加に伴う電波の減衰や、立体構造による電磁ノイズの混入などが原因となっている。超電導コイルを使用することで、電波の減衰は改善されるが、ノイズの防止対策の見込みは立っていない。本研究では、平面構造の容量型電波送受信素子を開発し、電波減衰とノイズ問題の同時解決を目指す。その為に、新たな測定理論を基に容量型アンテナ構造を提案し、その実現の技術的な問題を検証し、アンテナデバイスの試作を通じてその有用性を明らかにする。