研究課題
基盤研究(C)
航空機、自動車、鉄道などの交通機械、プラントや橋梁などの構造物を安心・安全に運用するには、被検査対象に適合した非破壊検査の適切な実施が必須である。これらの、被検査対象においては立体的で複雑な形状部が存在するのが一般的である。しかし、複雑形状部では、検査装置を対象箇所に適合させて設置することが物理的に困難な場合が多く、また、局所的な応力集中による傷の発生率も高い。そのため、複雑形状部(探傷困難箇所)を十分な精度で検査し、健全性を保証することは非常に重要である。本研究は、探傷困難箇所(新素材も含む)における探傷精度の向上と検証、探傷結果からの傷形状(長さ、幅、深さ)の定量的評価について検討する。