研究課題
基盤研究(C)
数値地形モデル(DTM)は、ビルや樹木といった地物が除去された高さマップであり、土砂崩れ発生時の土砂流出量の推定や水流解析等に利用される重要な情報である。本研究では、「合成開口レーダー(SAR)で取得した地物を含む高さマップである数値表層モデル(DSM)から、どうすれば迅速かつ精度よくDTMを自動生成できるか」という課題に取り組む。SARには、昼夜間・天候問わず地表面情報を取得できるという唯一無二の優れた特性がある一方、情報抽出に高度な経験を要するという難点がある。このような背景を踏まえ、SAR画像中の接地点群の自動認識技術を利用したDTM生成手法に関する研究を実施する。