研究課題
基盤研究(C)
ウォール構造を有するカーボンナノウォール(CNW)は、大きな比表面積、低抵抗という特徴を有することから、電極材料として用いることで電気二重層キャパシタ(EDLC)の大容量化が期待できる。しかし、CNWのEDLC電極への応用には、(1)CNWの撥水性、(2)CNW成長に必要な高い基板温度が問題となる。そこで、本研究では、EDLC用CNW電極の開発を目的とし、(1)ウォール先端の親水性材料コートによるCNWの親水性化と(2)Cu下地層利用によるCNW成長可能温度の低温化を行う。さらに、電極材料として親水性CNWを用いたEDLCの大容量化についても取り組む。